「バイオ研究者のキャリアパス、ポスドクはどこへ行く?」
--多数の皆様のご参加を頂終了いたしました。ありがとうございました。--
今回は初めてバークレー で開催したJBC フォーラム(第27回)で、バイオ研究者、特にポスドクのキャリアパス問題を中心にして、以下の3人のパネリストの方々に話題を提供していただきました。トップバッターのHeelo Sudo さんはLawrence Berkeley National Laboratoryの現役ポスドクで、Postdoc Associationでも活躍中。アメリカのポスドクの実態を統計データだけでなく、彼女の博士課程(MIT)のクラスメートの実例を挙げて楽しく説明くださいました。そして、Associationが待遇改善にどうアプローチしているかも話してくださいました。二番手の山口京子さんには、日本での博士号取得からアメリカでのポスドク経験を経て、現在の勤務先 Exelixis に至るまでの経緯をお話ししていただきました。特にポスドク時にどうやって今の職にたどり着いたかという、アクティブな具体的経験を示してくださいました。三番手の鈴木まゆみさんには、就職支援会社 Interplace のリクルーターとしての立場から、職探しからインタビューに至る就職過程のガイダンスをしていただきました。特にレジメの書き方からインタビューの注意点などの具体的なアドバイスをしていただきました。どのパネリストの方も、高いプロフェッショナリズムを感じさせるお話しで、活発な質疑応答も印象的でした。
会場にはUCSF や UC Berkeley などの現役ポスドクを多数含む合計47人が集まってくださり、初めての方、今までJBCの会場が遠くてあきらめていた方も何人かおられたようです。参加された皆さんが、フォーラムとその後の二次会の交わりの中で、自分のキャリアパスにつながる何かを得たのではないかと期待しています。
第27回JBCフォーラム担当
小川のぶお、山本大地、亀井綾子、樫山雄樹(以上バークレー地区)、鶴下直也
記
第27回JBCフォーラム「バイオ研究者のキャリアパス -ポスドクはどこへ行く–」
日時: 2006年5月19日(金) 6:30pm 開場 7:00pm 開始
場所:Koshland Hall, UC Berkeley