8月28日(金)開催の第46回JBCフォーラムでは、JAIC Americaの梅田和宏さんをスピーカーに迎え、日本のバイオテクについてお話しいただきます。日本では2001年に経済産業省が、2002年から2004年までの三年間で大学発ベンチャーを1000社設立するという「大学発ベンチャー1000社計画」を発表しました。実際に2004年には大学発ベンチャーが1099社設立され、さらに2005年にはその数は1500社を超えたと報告されています。大学発ベンチャーの約4割がバイオ関係で占められていることから、600社を超える大学発バイオテクが設立されたことになります。これらバイオベンチャーは、日本における新産業の担い手になるという期待がありました。それから4年がたった現在、日本ではベンチャー投資熱もバイオ熱も冷めてしまい、大学発バイオテクの苦境のみが聞こえてくるばかりです。注目を浴びているのはiPS細胞のみでしょう。しかし、すべてのバイオテクが同じように底に沈んでいるわけではなく、中には大企業との提携に成功したところも現れています。ハイリスク・ハイリターンのベンチャー企業では、多くは日の目を見ることなく消えていき、少数のみが生き残り次のステージへ移るのが当たり前といえば当たり前ですが、それにしても900社を超えた大学発バイオテクからの成功例があまり聞こえてきません。日本のバイオテクの現状はどうなっているのか、日本のバイオテクはどこに向かおうとしているのか、さらには日本のバイオテクに未来はあるのかという疑問に、今回のフォーラムでは梅田和宏さんに鋭く迫っていただきます。日本のバイオテクで就職を考えている人には、特に見逃せないフォーラムです。
なお、今回のフォーラムは開催場所がいつもと違い、Palo AltoのMitchell Park
Community Centerが会場となります。お間違えのないように。
鶴下直也(JBCオーガナイザー)
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第46回JBCフォーラム
日時:8月28日(金)18:00開場 18:30開始
進行:18:00 開場、ネットワーキング
18:30 - 20:30 セミナー、Q&A
21:00 閉会
場所:Mitchell Park Community Center
3800 Middlefield Road, Palo Alto, CA 94303
参加費: $10
参加登録:下記リンク先のフォームよりお申し込みください。
なお、会場にて飲み物と軽食を用意しておきます。