Thursday, July 16, 2015


キャリアトークJBC 
~業界人に聞く、バイオ・ライフサイエンスキャリア構築のヒント~

セッション追加によりスケジュールがアップデートされています!
(8月18日)

将来はシリコンバレーでバイオ・ライフサイエンス業界に関わりたい!そう意気込む方々を対象にしたキャリアトークJBCを開催します。アカデミック、もしくは、インダストリーでの研究から、事業のオペレーション、さらには起業に至るまで、関わり方は様々。実際にシリコンバレーで憧れのキャリアをそれぞれ歩んでこられた日本人の方々をお迎えし、その体験談を伺いながら、会場からの質問に応じてトピックを深めていくインタラクティブな会を目指します。明日からのキャリア構築のためのヒント、そして、新たな視点を得るまたとない機会となること期待しています。さらに、いずれの道においても助けになる、人脈作りのためのネットワーキングの場として、是非この場をご活用ください。

日時:829日土曜日10:30AM - 4:30PM
会場Redwood City Public Library Downtown, 2F Community Room
1044 Middlefield Rd, Redwood City, CA 94063
参加費用:一般(社会人)25ドル、 学生20ドル
              
参加費には昼食、お飲物、スナックが含まれます。
登録方法以下のリンクより、事前登録・お支払いをお願いします。

v  座席に限りあり!一定数に達した時点で申込み締め切りとなります。
v  ボランティア募集!当日開場前に、会場設営やランチの手配等を手伝っていただける方、登録フォームのNoteにその旨ご記入ください。
v  スポンサー企業歓迎!ランチ、スナック、その他、ご支援いただける企業の方ございましたら、登録フォームのNote欄からご一報ください。

スケジュール

10:30                    開場、受付、ネットワーキング

10:45                    オープニング: 橋本千香、JBC
                             
11:00-11:45        セッション1「インダストリーで研究」
スピーカー:
園田純一郎、Senior ScientistGenentech Inc.
中尾亜貴Director,  Informatics Department, Quantum Biosystems
セッションモデレーター:橋本千香、JBC

園田さんはバイオインダストリーでだれもが憧れるジェネンティックの研究者。華麗なる経歴の裏に秘める彼の努力とチャレンジを是非お聞きください。一体ジェネンティックでのポジションをどのように獲得されたのかや、会社でのお仕事ぶりを学ぶいい機会です。
中尾さんは、ご主人の転勤などで大学院卒業後は職場を転々としたものの、当地に来ても同じであったのが、今は着々と専門分野を歩かれています。一体その転機はいつ来たのか、そして今に至るまでのキャリアデベロップメントをお話しいただきます。きっと亜貴さんのトークにヒントがたくさんあるのではないでしょうか。
キーワード:理系、研究、企業、ファーマ、スタートアップ

11:45-12:45        昼食、ネットワーキング

12:45-1:20           セッション2「アカデミックキャリアの選択:MD
スピーカー:
長尾正人,Associate Professor, Department of Orthopedic Surgery, University of California San Francisco
森岡和仁、Postdoctoral Scholar, University of California, Department of Neurological Surgery
セッションモデレーター:田端貴子、UCSF キャリアトークJBC企画委員

日本でMDPhDを取得してから留学生として渡米し、ここで新たなキャリアを築いていく果敢な日本人もいます。今回は、日本の整形外科医でありながら、米国で対照的な選択をしたお二人に、異国の地での新たなキャリア構築についてお話を伺います。
日本で医師の資格を持ち,臨床、研究に携わってきた方が、米国に研究留学し、軌道に乗った暁には大きな選択をしなければなりません。「帰国するか?米国に残るか?」「臨床か?基礎か?」- 任期終了後日本の所属先に戻るのが大多数ではある一方、米国に残る選択をした場合、米国での医師国家試験を通り、レジデントを終えれば、臨床医として米国で仕事をすることができます。また、研究者とし研究を続けることもできます。
臨床医として米国で仕事をする選択をした長尾先生には、臨床医として新たな道を選んだ理由と経緯、さらには米国での医師の資格取得や就職の最新事情、日米の医療現場の違い、などについてお話ししていただきます。一方, 日本での整形外科医としてのキャリアを一旦止めて、研究者として米国でキャリアを一から構築中の森岡先生には、大きな選択に至った理由と経緯、さらには米国でのアカデミアでの研究事情、将来の展望などについてお話ししていただきます。
キーワード:アカデミア、医者、研究、プラクティス

1:20-1:55             セッション3  「ビジネスオペレーション」
スピーカー:
浅沼栄、President and Chief Executive Officer of Astellas Venture Management, Astellas Pharmaceuticals
小泉拓永、Principal Finance Manager, Business Development Finance, Genentech
セッションモデレーター:橋本千香、JBC

医薬品企業のビジネス分野でのキャリアを紹介するセッション。コラボレーション、投資といったニュースのヘッドラインを目にしますが、実際にコラボや投資がどのように行われているのかご存知でしょうか。この人気の分野で、どのようにして現在のポジション獲得され、どういったスキルが必要であるか、毎日のお仕事の様子などご経験をお話いただきます。
キーワード:ファーマ、バイオ、マーケティング、投資、コラボレーション、ファイナンス 、文系

1:55-2:20             休憩

2:20-2:55             セッション4  「女性のキャリア選択」
小泉恭子、Senior Manager, Interventional Cardiology at Medtronic Vascular
長尾恵理子 研究者
網崎裕子 Renewable Energy Group, 新規事業開拓担当
セッションモデレーター:田端貴子、UCSF キャリアトークJBC企画委員

女性として、直面するキャリアと家庭の両立問題。アメリカでもけして容易ではありません。出産後、女性が勤務時間や日数を減らす、「子供が1~2歳になるまでは」仕事を辞めるなど選択があります。または子供をデイケアに預けたり、ナニーを雇って子供の世話を任せ、夫婦ともフルタイムで働き続ける例もありますし、時には子供への影響が心配で非常に苦しい決断を迫られる場合もあります。このセッションでは3人の女性に仕事出産子育て化の違い、さらには今までを振り返って、ご自分の選択をどう思われるかなど、様々な角度でディスカッションお話を伺います。
キーワード:女性、キャリア、研究、ビジネス、ライフサイエンス、メディカル

2:55-3:30             セッション5「バイオベンチャー物語」
スピーカー:
大田信行、COO,プリファードネットワークアメリカインク
セッションモデレーター:上原輝彦UCバークレー、キャリアトークJBC企画委員

バイオインダストリーで起業したい!多くがそう感化されるのもシリコンバレーという土地柄ではないでしょうか。実際、起業はどうなのか?シリコンバレーでバイオ創薬の会社を創業し、とても貴重な経験をされた太田さんにお話を伺います。資金繰り、研究、経営など、IT産業とは異なる時間軸を持つバイオ産業ならではの奮闘の経験談。これから起業をしようと考えている方、ITベンチャーと比較されたい方には、彼の経験から得られるものが多いのではないでしょうか。
キーワード:起業、バイオ、投資、研究、コラボレーション

3:30-3:45             フォーラム終了の言葉 (キャリアトークJBC企画委員:田端貴子、上原輝彦)

3:45-4:30             ネットワーキング


4:30                      閉場


スピーカーバイオ
園田純一郎
Genentech Inc. Senior Scientist
東京出身。東京大学農学部農芸化学科卒業。同学科にて修士課程終了後、米国デューク大学(ノースカロライナ州)に留学、博士号(遺伝学)取得。ソーク生物学研究所(カリフォルニア州)でのポスドク研究を経て、2007年にジェネンテック社入社。以来、2型糖尿病、生活習慣病関連の創薬研究に従事する。


中尾亜貴
御茶の水女子大学理学部化学科卒業、東京大学工学部工学系研究科修士課程修了。夫の海外転勤などもあり、社会人人生の最初の十数年は勤務地や業界を転々とし、キャリア構築などという言葉からは最も遠い毎日を送る。アメリカに移住後も最初の数年は困難が多く、学生兼プータローの時期も存在する。転機が訪れたのはRoche Diagnostics社にAlgorithm Developerとして採用が決まった2003年のこと。診断用マイクロアレイの数値解析アルゴリズム開発及び数値解析の分野で実績を上げ、Bioinformatcis部のManagerに昇進し、次世代シーケンサーのデータ解析、ソフトウェア開発、情報管理にも携わる。2013年よりComplete Genomics 社にBioinformaticsDirectorとして移籍。2015年3月より日本発のスタートアップQuantum Biosystems Informatics Directorとして入社し、シーケンサーの分野で遅れをとった日本の巻き返し狙う。



長尾正人
北海道出身。札幌医科大学卒業、同大学院修了。札幌医科大学整形外科で股関節外科、リウマチ外科を専門とする。元整形外科講師。1996年渡米。Johns Hopkins大学バイオメカニクス研究室リサーチフェロー、Johns Hopkins大学整形外科客員講師およびSinai Hospital of Baltimore整形外科クリニカルフェロー  (いずれもメリーランド州) 。その後、Albany Medical Center (ニューヨーク州)でリハビリテーション医学レジデントを経て、2005年にUniversity of California San Francisco (UCSF)  へ。現在、リハビリテーション医として脊椎疾患、電気診断学、慢性疼痛、外傷リハビリテーションを中心に診療している。 その傍ら、UCSF Orthopaedic Trauma Institute, Orthopaedic Trauma Observership Program Co-Directorとして、日本から整形外科医やリハビリテーション医のClinical Observershipを受け入れている。また、日本でも多くの講演や講義を行っている。California Pacific Medical Center St. Luke’s Campus Physical Medicine and RehabilitationDivisionChief、昭和大学リハビリテーション医学講座客員教授および関西医科大学臨床教授を兼任。


 森岡和仁
2000年東京慈恵会医科大学医学部卒業後、東京大学医学部付属病院整形外科入局、同大学整形外科、麻酔科、救急部、各関連病院整形外科勤務。その後、東京大学大学院医学系研究科にて博士課程を終了し、 国立障害者リハビリテーションセンターにて脊髄損傷のパイロットスタディと基礎研究のラボの立ち上げに参加。2012年からカリフォルニア大学サンフランシスコ校、サンフランシスコ総合病院脳脊髄外傷センターにて、脊髄損傷や脳挫傷などの中枢神経障害による機能回復について可塑性の観点から研究に取り組み、カリフォルニア大学サンディエゴ校整形外科NASAエイムズ研究所と協力して新たな診断、治療法の開発につながる病体解明に尽くしている。研究に従事する傍ら、脊椎脊髄疾患を中心に整形外科リハビリ科の臨床を見学して、先進的な治療を学び、新たな医療技術の開発を目指している。

浅沼栄
カーネギーメロン大学にてMBA取得。1999年まで明治安田生命にてベンチャーキャピタリストおよびバイサイドの株式アナリストとして、200億ドルを超える株式ポートフォリオを管理。2011年まではYasuda Enterprise Development Americaにてディレクターを務める。米国における同社のバイオインダストリーへの投資事業を開始後、30を超える米国のバイオベンチャーへの投資や日系製薬企業の事業開発への協力を実施。現在はAstellas Venture ManagementPresidentCEOMitobridge, Potenza Therapeutics社、Tacurion Pharma社の取締役を務める。





小泉拓
大学卒業後、三菱商事入社。同社休職の上、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールにMBA留学MBA取得後、米製薬大手イーライリリー社に就職し、2005年より米国ジェネンテック社、で新薬開発の投資判断業務に携り、現在に至る。












小泉恭

 大学卒業後、NTT入社。同社退職し、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールにMBA留学2003年 MBA取得後、P&G Far East Asiaにて消費財のマーケティングに従事2005  日本メドトロニック社入社、 医療機器のマーケティングを行う2007年より米国メドトロニックへ転勤、医療機器のグローバルマーケティングを担







長尾恵理子
北海道大学理学部化学第二学科卒、同大低温科学研究所にて修士、博士課程修了、理学博士。学術振興会特別研究員を経て、米国立衛生研 (NIH) 国立アレルギー感染症研究所 (NIAID) Laboratory of Parasitic Diseases で Senior Staff Fellow。 Atomic Force Microscopeを使ったマラリア感染細胞の研究に従事する。在職中、結婚15年目にしてひとり娘を高齢出産。夫がAlbanyNYに職を得たのを機に退職し、現在、Full Time MommyNIH在職中に生まれた娘は、この8月、High SchoolJunior Yearになる。






網崎裕子
東京大学農学部卒、同大学院にて森林生態学のマスター課程修了。ジェミニ・コンサルティングにて経営コンサルティングに従事。社後間もなくブーズアレンと合併、ブーズアレンの社員に。バイオベンチャーのワイズ・セラピューティクスを経て、免疫抑制技術を用いた創薬ベンチャーのレグイミューンの創業に参画。レグイミューンの米国子会社設立に伴い、サンフランシスコ・ベイエリアに移住。移住後まもなくベイエリアへの職/生活環境が気に入り永住を決意。米国での長期的なキャリアおよびバイオ燃料分野へのシフトのためにMITにてMBAを取得。卒業後、ベンチャーキャピタルのバリルにてバイオ燃料分野へのベンチャー投資を行い、2012年より現職。





大田信行
日本のスタートアップ企業、プリファードネットワークアメリカのCOO(最高執行責任者)。東京理科大学非常勤教授。
イェール大学の分子生物物理学と生化学博士号取得。サンフランシスコのカリフォルニア生物物理学、大学の学科とハワード·ヒューズ医療研究所でポストドクトラルフェロー及び研究員として従事。その後バイオテク企業、A-CUBE、コンピュータ支援抗体医薬品会社を立ち上げ、共同創設者、社長、兼最高経営責任者(CEO)となる。現在当社はトレリスバイオサイエンス社と合弁会社となる。