キャリアトークJBC
~業界人に聞く、バイオ・ライフサイエンスキャリア構築のヒント~
セッション追加によりスケジュールがアップデートされています!
(8月18日)
将来はシリコンバレーでバイオ・ライフサイエンス業界に関わりたい!そう意気込む方々を対象にしたキャリアトークJBCを開催します。アカデミック、もしくは、インダストリーでの研究から、事業のオペレーション、さらには起業に至るまで、関わり方は様々。実際にシリコンバレーで憧れのキャリアをそれぞれ歩んでこられた日本人の方々をお迎えし、その体験談を伺いながら、会場からの質問に応じてトピックを深めていくインタラクティブな会を目指します。明日からのキャリア構築のためのヒント、そして、新たな視点を得るまたとない機会となること期待しています。さらに、いずれの道においても助けになる、人脈作りのためのネットワーキングの場として、是非この場をご活用ください。
日時:8月29日土曜日10:30AM - 4:30PM
会場:Redwood City Public Library Downtown, 2F Community Room
1044 Middlefield Rd, Redwood City, CA
94063
参加費用:一般(社会人)25ドル、 学生20ドル
参加費には昼食、お飲物、スナックが含まれます。
参加費には昼食、お飲物、スナックが含まれます。
登録方法:以下のリンクより、事前登録・お支払いをお願いします。
v ボランティア募集!当日開場前に、会場設営やランチの手配等を手伝っていただける方、登録フォームのNote欄にその旨ご記入ください。
v スポンサー企業歓迎!ランチ、スナック、その他、ご支援いただける企業の方ございましたら、登録フォームのNote欄からご一報ください。
スケジュール
10:30 開場、受付、ネットワーキング
10:45 オープニング: 橋本千香、JBC
11:00-11:45 セッション1「インダストリーで研究」
スピーカー:
園田純一郎、Senior Scientist、Genentech
Inc.
中尾亜貴、Director, Informatics Department, Quantum Biosystems
セッションモデレーター:橋本千香、JBC
園田さんはバイオインダストリーでだれもが憧れるジェネンティックの研究者。華麗なる経歴の裏に秘める彼の努力とチャレンジを是非お聞きください。一体ジェネンティックでのポジションをどのように獲得されたのかや、会社でのお仕事ぶりを学ぶいい機会です。
中尾さんは、ご主人の転勤などで大学院卒業後は職場を転々としたものの、当地に来ても同じであったのが、今は着々と専門分野を歩かれています。一体その転機はいつ来たのか、そして今に至るまでのキャリアデベロップメントをお話しいただきます。きっと亜貴さんのトークにヒントがたくさんあるのではないでしょうか。
キーワード:理系、研究、企業、ファーマ、スタートアップ
11:45-12:45 昼食、ネットワーキング
12:45-1:20 セッション2「アカデミックキャリアの選択:MD」
スピーカー:
長尾正人,Associate Professor, Department of Orthopedic
Surgery, University of California San Francisco
森岡和仁、Postdoctoral
Scholar, University of California, Department of Neurological Surgery
セッションモデレーター:田端貴子、UCSF、 キャリアトークJBC企画委員
日本でMD、PhDを取得してから留学生として渡米し、ここで新たなキャリアを築いていく果敢な日本人もいます。今回は、日本の整形外科医でありながら、米国で対照的な選択をしたお二人に、異国の地での新たなキャリア構築についてお話を伺います。
日本で医師の資格を持ち,臨床、研究に携わってきた方が、米国に研究留学し、軌道に乗った暁には大きな選択をしなければなりません。「帰国するか?米国に残るか?」「臨床か?基礎か?」- 任期終了後、日本の所属先に戻るのが大多数ではある一方、米国に残る選択をした場合、米国での医師国家試験を通り、レジデントを終えれば、臨床医として米国で仕事をすることができます。また、研究者として研究を続けることもできます。
臨床医として米国で仕事をする選択をした長尾先生には、臨床医として新たな道を選んだ理由と経緯、さらには米国での医師の資格取得や就職の最新事情、日米の医療現場の違い、などについてお話ししていただきます。一方, 日本での整形外科医としてのキャリアを一旦止めて、研究者として米国でキャリアを一から構築中の森岡先生には、大きな選択に至った理由と経緯、さらには米国でのアカデミアでの研究事情、将来の展望などについてお話ししていただきます。
キーワード:アカデミア、医者、研究、プラクティス
1:20-1:55 セッション3 「ビジネスオペレーション」
スピーカー:
浅沼栄、President
and Chief Executive Officer of Astellas Venture Management, Astellas
Pharmaceuticals
セッションモデレーター:橋本千香、JBC
医薬品企業のビジネス分野でのキャリアを紹介するセッション。コラボレーション、投資といったニュースのヘッドラインを目にしますが、実際にコラボや投資がどのように行われているのかご存知でしょうか。この人気の分野で、どのようにして現在のポジション獲得され、どういったスキルが必要であるか、毎日のお仕事の様子などご経験をお話いただきます。
キーワード:ファーマ、バイオ、マーケティング、投資、コラボレーション、ファイナンス 、文系
1:55-2:20 休憩
2:20-2:55 セッション4 「女性のキャリア選択」
小泉恭子、Senior Manager, Interventional Cardiology at Medtronic Vascular
長尾恵理子 研究者
網崎裕子 Renewable Energy Group, 新規事業開拓担当
セッションモデレーター:田端貴子、UCSF、 キャリアトークJBC企画委員
女性として、直面するキャリアと家庭の両立問題。
キーワード:女性、キャリア、研究、ビジネス、ライフサイエンス、メディカル
2:55-3:30 セッション5「バイオベンチャー物語」
スピーカー:
大田信行、COO,プリファードネットワークアメリカインク
セッションモデレーター:上原輝彦、UCバークレー、キャリアトークJBC企画委員
バイオインダストリーで起業したい!多くがそう感化されるのもシリコンバレーという土地柄ではないでしょうか。実際、起業はどうなのか?シリコンバレーでバイオ創薬の会社を創業し、とても貴重な経験をされた太田さんにお話を伺います。資金繰り、研究、経営など、IT産業とは異なる時間軸を持つバイオ産業ならではの奮闘の経験談。これから起業をしようと考えている方、ITベンチャーと比較されたい方には、彼の経験から得られるものが多いのではないでしょうか。
キーワード:起業、バイオ、投資、研究、コラボレーション
3:30-3:45 フォーラム終了の言葉 (キャリアトークJBC企画委員:田端貴子、上原輝彦)
3:45-4:30 ネットワーキング
4:30 閉場
スピーカーバイオ
園田純一郎
東京出身。東京大学農学部農芸化学科卒業。同学科にて修士課程終了後、米国デューク大学(ノースカロライナ州)に留学、博士号(遺伝学)取得。ソーク生物学研究所(カリフォルニア州)でのポスドク研究を経て、2007年にジェネンテック社入社。以来、2型糖尿病、生活習慣病関連の創薬研究に従事する。
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中尾亜貴
御茶の水女子大学理学部化学科卒業、東京大学工学部工学系研究科修士課程修了。夫の海外転勤などもあり、社会人人生の最初の十数年は勤務地や業界を転々とし、キャリア構築などという言葉からは最も遠い毎日を送る。アメリカに移住後も最初の数年は困難が多く、学生兼プータローの時期も存在する。転機が訪れたのはRoche Diagnostics社にAlgorithm Developerとして採用が決まった2003年のこと。診断用マイクロアレイの数値解析アルゴリズム開発及び数値解析の分野で実績を上げ、Bioinformatcis部のManagerに昇進し、次世代シーケンサーのデータ解析、ソフトウェア開発、情報管理にも携わる。2013年よりComplete Genomics 社にBioinformatics部Directorとして移籍。2015年3月より日本発のスタートアップQuantum Biosystems のInformatics 部 Directorとして入社し、シーケンサーの分野で遅れをとった日本の巻き返し狙う。
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長尾正人
北海道出身。札幌医科大学卒業、同大学院修了。札幌医科大学整形外科で股関節外科、リウマチ外科を専門とする。元整形外科講師。1996年渡米。Johns Hopkins大学バイオメカニクス研究室リサーチフェロー、Johns Hopkins大学整形外科客員講師およびSinai Hospital of
Baltimore整形外科クリニカルフェロー (いずれもメリーランド州) 。その後、Albany Medical Center (ニューヨーク州)でリハビリテーション医学レジデントを経て、2005年にUniversity of California San Francisco
(UCSF) へ。現在、リハビリテーション医として脊椎疾患、電気診断学、慢性疼痛、外傷リハビリテーションを中心に診療している。 その傍ら、UCSF Orthopaedic Trauma Institute, Orthopaedic Trauma Observership
Program のCo-Directorとして、日本から整形外科医やリハビリテーション医のClinical
Observershipを受け入れている。また、日本でも多くの講演や講義を行っている。California Pacific
Medical Center St. Luke’s Campus Physical Medicine and RehabilitationのDivisionChief、昭和大学リハビリテーション医学講座客員教授および関西医科大学臨床教授を兼任。
2000年東京慈恵会医科大学医学部卒業後、東京大学医学部付属病院整形外科入局、同大学整形外科、麻酔科、救急部、各関連病院整形外科勤務。その後、東京大学大学院医学系研究科にて博士課程を終了し、 国立障害者リハビリテーションセンターにて脊髄損傷のパイロットスタディと基礎研究のラボの立ち上げに参加。2012年からカリフォルニア大学サンフランシスコ校、サンフランシスコ総合病院脳脊髄外傷センターにて、脊髄損傷や脳挫傷などの中枢神経障害による機能回復について可塑性の観点から研究に取り組み、カリフォルニア大学サンディエゴ校整形外科•NASAエイムズ研究所と協力して新たな診断、治療法の開発につながる病体解明に尽くしている。研究に従事する傍ら、脊椎脊髄疾患を中心に整形外科リハビリ科の臨床を見学して、先進的な治療を学び、新たな医療技術の開発を目指している。
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